澪ちゃん恋をする
キラキラな笑顔 【澪side】
「はい、先輩!」
「いつもありがと。じゃあはい、お返し!」
ヨッシャー!!
今日は玲次という邪魔が入らないで渡せた!
そして先輩からはいつもどおり飴のお返し。
「ありがとうございます!」
「今日はイチゴだよ」
そう言ってあたしの手にイチゴの飴を乗せた。
「やったぁ!あたしイチゴが一番好きなんです!」
そう、あたしは果物の中でイチゴが一番好きなのだ!
この前、玲次とおじさんとおばさんとイチゴ狩りに行ったとき、誰が一番イチゴを食べれるか競争した。
平均は24個らしい。
そして、競争の結果、4位はおじさんの36個。
これでも3パックくらいはある。
3位はおばさんで49個。
2位は玲次で84個。
そしてあたしは見事1位の125個。
イチゴ狩り屋さんもビックリして、あたしたちは4人で写真を撮られた。
イチゴ狩りチャンピオンとして店頭に飾ってある。
「よかった」
そう言って先輩の笑顔がキラリと光った。
するとあたしと先輩の間からニョキっと誰かが出てきた。