澪ちゃん恋をする


「前にも言ったけど…」



「わかってる。わかってるけど…やっぱり諦め切れなかった…」



ヤバイ、この話しは聞いちゃダメだ。

そう思って教室に戻ろうと後ろに下がったら、ロッカーにぶつかってしまった。




ガタンっ




「あっ!」



あわわわわ~ややややってしまった!!!!



「澪ちゃん?」



「佐伯さん…」



2人はビックリしてあたしを見ている。

どどどどどうしよう!!!



「ご、ごめんなさいっ!!!」



そう言ってあたしは逃げた。



「澪ちゃん!待ってっ!!」



「圭!行かないで!!」



そんな声が聞こえたけどあたしはかまわず走った。

全力疾走をして気づいたら学校の屋上まで来ていた。

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