澪ちゃん恋をする
玲次母の誤解 【澪side】
だんだん暖かくなってきたなぁ~。
そう思いながら家に帰ってきて、部屋着に着替えて自分のベッドの上で玲次から借りた(奪った)漫画を読んでいた。
ガチャッ
「み~お~~」
今学校から帰ってきたであろう玲次が制服のままあたしの部屋のドアを開けた。
な、なんてヤツ!
ノックもしないで。
「ちょっと~乙女の部屋に勝手に入ってこないでよ~!!」
「あ~つかれたぁ~」
そう言いながら玲次は、あたしをベッドから引き剥がして自分はベッドに倒れこんだ。
そしてあたしはベッドから落とされてお尻を打った。
「痛っ!ちょっとここあたしのベッドなんですけど~!!」
あたしは自分のお尻をさすりながら立ち上がって、ベッドで寝そべっている玲次の背中を思いっきり踏んづけた。
なんなの!?コイツ!