澪ちゃん恋をする
すぐに見つけるから 【圭side】
「あっちぃ~!!」
俺は今腹筋を100回やり終わって、廊下で大の字で寝ている。
今日は雨だからグランド使えないけど、筋トレは重要だからな。
そう思っていたら階段の方から俺を呼ぶ声が聞こえた。
「たっ高岡先輩っ!!!!」
声のした方を向くと意外なヤツがいた。
「須藤」
アイツが俺を呼ぶなんてめずらしいな。
そう思って俺は額の汗を腕で拭いながら起き上がった。
そして須藤が俺のとこまで走ってきた。
「はぁはぁ、澪っ見ませんでしたっか?」
「澪ちゃん?俺はここで部活やってたけど見てないよ…」
須藤はだいぶ慌てているようだった。
な、なんだ?コイツ。
なんでそんなに慌てて…
そう思ったとき、須藤が口を開いた。