澪ちゃん恋をする
もう諦めた 【澪side】
「やっ…やめ…て…」
そう言ってもヤツらは止めようとはしない。
むしろ、嫌がってるあたしを見て楽しんでる。
汚い手が、あたしの太ももを撫でる。
「お願いっ!やめて!!」
「くぅ~いいねぇ。その嫌がってる声」
「その顔写メ撮れ!」
パシャッ
コイツら、狂ってる。
「ワイシャツのボタンもう1つ外そうぜ」
「よっしゃー!」
触られるところが気持ちが悪い。
「嫌っ!触らないで!!」
「おい、もっと腕もきつく縛れ!」
そう言って銀髪があたしの肩を掴んで身動きを取れなくした。
あぁ、もうダメだ。
あたし、このままやられちゃうんだ。
そう思ったら涙が出てきた。