澪ちゃん恋をする
そう思っていたら金髪が、
「じゃあ気をつけて帰るんだよ!」
と言いながらあたしに手を振って走って行った。
「あっ…」
「逃げたぞ!!」
「逃がすかっ!!」
2人は金髪を追いかけて行ってしまった。
い、行っちゃった…
でもたしかに、ものすごく足が速い。
もうあんな遠くにいるし。
「名前…聞きそびれちゃったな…」
高校生…かな?金髪だったし。
なんか心臓がバクバク言ってるぞ?
すごい勢いで心臓が動いている気がする…
あれ?ま、まさかこれが……
あたしはダッシュで家までの道を駆けていった。