澪ちゃん恋をする


「朝練ですか?」



必然的に先輩と一緒に歩いて教室に向かった。



「うん、そうだよ~。朝からいい運動だよ、まったく」



そう言いながらも嬉しそうだ。

よほどサッカーが好きなんだろう。

しかーし、



「「…」」



か、会話が続かない…

先輩につまんない子って思われたくないよ~。

話題話題と考えてると、先輩が口を開いた。



「ねぇ、もしよかったら…今度遊びに行こうよ」



「え?」



一瞬空耳かと思った。

え?先輩今遊びに行こうよって…

あたしが固まっていると先輩は立ち止まって言った。



「ダメ…かな?」



先輩があたしを見ながら首をかしげた。

葉月、キュン死にしそうです。



「だっダメじゃないです!ぜんっぜんダメじゃないです!!むしろ嬉しいです!!!」



「ははっ!よかった」



先輩はホッとしたように笑った。

あ~どうしよう!!

先輩とデートだ!!!

これはいち早く澪に報告しなければ!!!

あたしは先輩とアドレスを交換して自分のクラスに向かった。

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