澪ちゃん恋をする
玲次が心配 【葉月side】
「はーづきぃ!!!!!」
教室に入った直後に前から澪が飛びついてきた。
いや、突進してタックルしてきた。
ドスン
「いったーい!!!」
「ご、ごめん」
澪はあたしに覆いかぶさって謝った。
てかこの体勢…
あたしは澪に押し倒されていた。
「さ、佐伯さんって結構大胆だよな」
「あ、でも俺、あの2人のそういうの…考えただけヤバいな」
クラスの男子がコソコソとそんなことを言っているのが聞こえた。
げぇぇ~!!
ご、誤解しないでよっ!!!
「とにかくどいてよ」
そう言って澪を無理やりどかして起き上がり、自分のスカートを手で払った。
ついでに澪のスカートも払ってあげた。