澪ちゃん恋をする
間接キッス 【玲次side】
「さぁ、腹減ったな。なに食うか?」
「オムライスっ!!」
澪はさっき怒ってたことが嘘のように、ニコニコ笑いながら答えた。
「りょーかい」
そう言うと思ってた。
俺たちは駅の近くのオムライス屋に入った。
「いらっしゃいませ~何名様ですか?」
「2人です」
「こちらへどうぞ~」
そう言われて窓側の2人席を案内された。
「キャー!種類いっぱいある~!!どれにしよう!!」
澪は目を輝かせながらメニューを見る。
ホントにコイツはオムライス好きだよな。
「あっ!あたしデミチーズオムライスにするから、玲次はこのハヤシハンバーグオムライスね!」
「はいはい。それでいいよ」
澪に勝手に決められてそれを注文する。
オムライス屋に行けばいつもこんな感じだ。
「一口ちょーだいね!!」
そう言いながら笑顔を俺に向けた。
こういうとこ、ドキッとするんだよな。