澪ちゃん恋をする
オムライスが運ばれてきて、澪のテンションは一気にあがった。
「わーわー玲次!めっちゃおいしそうだよ!!」
そう言いながらスプーンを俺に渡してきた。
そして、自分のオムライスをすくって食べようとした。
「おい、熱いからやけどすんなよ?」
そう言うと、澪はそっかと言いながらフーフーしてパクリと食べた。
「おいっしぃ~~!!!!」
澪がとびっきりの笑顔でそう言った。
俺はそれを見て笑った。
「よかったな」
俺が笑いながらそう言うと、澪は自分のオムライスをスプーンですくって俺の前に持ってきた。
「おいしいよ!はい、あーん」
「…」
俺は止まった。
ちょちょちょちょい待て!!
えっ!?あーんって…
俺の顔が一気に火照った。
「ほら、早く!」
俺はかなり戸惑ったけど、澪が急かすから口をあけた。
パクッ
「おいしい?」
「ん。うまい」
ホントのことを言うと緊張で味なんてよくわかんなかった。
ゴクンと飲み込むと、澪がとんでもないことを言った。