澪ちゃん恋をする
「……古」
澪から冷たい目線を感じる。
うわ~はず~。
とっさに長州小力が出てきてしまった!!
てかなんで出てきたのがお前なんだよ、長州小力っ!!
恥ずかしさを紛らわすように俺は澪に言った。
「お前、そこは笑えっ!!てか誰だよ!?」
「ん~?知らない人!」
「は?」
澪は顔を右に傾けながら右頬に人差し指を当てて可愛らしく言った。
てかこういう仕草を天然でやるからコイツはたちが悪いんだ!
でも知らない人って言うのはどういう意味だ?
そう思っていると澪が口を開いた。
「あのね、さっき不良の人に絡まれたときに助けてくれたの」
不良って…
「お、おまっ怪我とかしなかったか!!?」
不良に絡まれたと聞いて、俺は驚いて澪の手や足を見た。