澪ちゃん恋をする
先輩登場 【澪side】
ってことで今2年生の教室の前だ。
1年生が2年生の教室に来ることは珍しいらしくて、周りの人の視線が痛い。
すると後ろから誰かに声をかけられた。
「ねぇ、君たち1年生だよねぇ~?」
「可愛いねぇ。アドレス教えてよ」
2年生の男の人が声をかけてきた。
「あ~えっと…」
一応ここは2年生の階だし、変なことは出来ないし…
あたしはなんて言おうか考えていると、いきなり後ろから誰かに抱きしめられた。
「ひゃあっ!」
「悪いけど、これ、俺のだから♪」
そう言ってあたしの耳元から高岡先輩の声がした。
「たっ高岡先輩っ!?」
びびびっくりした!!
それにこの状態って…。
先輩に後ろから抱きしめられているような形になっていた。
あたしは顔から火が出そうなほど恥ずかしかった。
「ぷはっ!澪ちゃん顔真っ赤!!」
そう言われてあたしの顔はさらに赤くなった。