澪ちゃん恋をする
「そんなことないもん!なんとなく…なんとなくまた会えるような気がするの!」
「まぁ、せいぜいその運命の人会えるように頑張るんだな!」
「ふんっ頑張りますよーだ!!」
澪は怒りながら俺の部屋を出て行こうとした。
でも、ホントに澪に好きなやつが出来たりしたら、俺、どーすんだろうな。
きっと立ち直れないくらいショックで、だっせーくらい落ち込むだろうな。
そう思いながら澪の小さな背中を見つめた。
その時、部屋から出て行く前に澪が振り向いた。
「あ、今日のお昼はハンバーグだって!」
ハンバーグと聞いて俺のテンションは一気に上がった。
「うおっ!マジでか!!よし、飯食いに行くぞ!!」
ハンバーグだって!!
俺様の一番の好物はハンバーグだ!!
どこのやつより、母さんの作るハンバーグが一番うまい!!
ニヤニヤと笑っていると、澪が俺に冷たい視線を送っているのに気が付いた。