澪ちゃん恋をする
サディスティック葉月 【葉月side】
「葉月ちゃんってさ、意外とSなとこあるよね」
ニヤニヤ笑いながら玲次たちが走ってった方を見ていると、春斗先輩がそう言ってきた。
「なっ!そ、そんなことないですよ!!」
顔を赤くしながらそう言うと春斗先輩は笑った。
「ははっ!でもそんな強気な葉月ちゃんも可愛いよ」
そう言われてあたしの顔はさらに赤くなった。
春斗先輩ってそういうことさらっと言っちゃうから困るんだけど。
そう思いながら、あたし達は高岡先輩が置いて行ったたこ焼きを持って、荷物が置いてある場所へ戻った。