澪ちゃん恋をする
俺と澪はお互い額をぶつけて睨みあった。
でもこんな風に怒って、2人とも子供だよなぁ。
と、心の隅で思った時、ちょうど母さんのお声がかかった。
「澪ちゃ~ん、玲次~、そろそろご飯よ~!」
「「は~い♪」」
2人揃って返事をしてキッチンに向かった。
でも、ホントにいつか、澪が心から好きなやつが出来たら、笑顔で祝ってやろう。
そして、見守っててやろう。
もしかしたら俺は一生独り身かもな。
だって…
澪より好きなやつなんか、ぜってぇ現れないと思うから…
それまでは、俺が澪のことを守るからな。