澪ちゃん恋をする
お仕置き 【玲次side】
2013年8月
今日は生徒会もないし、家でゆっくりしよう。
そう思って俺はツタヤに行ってDVDを借りて家に帰ってきた。
ガチャリと自分の部屋のドアを開けた。
「あ~玲次おかえり~」
「…」
澪が俺のベッドの上で寝転がりながら漫画を読んでいた。
「おい、なんで毎日毎日俺の部屋にいんだよ」
そう、夏休みに入ってから澪は毎日のように俺の部屋に居る。
勉強をしたり、漫画を読んだり、ゲームしたり。
「だって~この方がエアコンの電気代少なくて済むじゃん!」
「まぁ、そりゃそーだけどよぉ…」
そう言いながら俺は借りてきたDVDを机の上に置いた。
でもよく考えてみろ。
俺は男だ。
そして澪は女だ。
しかも俺は澪のことが好きだ。
…こりゃまずいんじゃねぇか?
「なに~?いちゃいけない理由でもあるの?」
そんなことを考えてたらいきなり澪が聞いてきた。
え?理由?
…いつか澪を襲っちゃいそうだから…。
そ、そんなの言えねぇ。