澪ちゃん恋をする
「ちょっ…」
思わずギュッと目をつぶった。
するとおでこに柔い感触が。
パッと目を開けると顔のすぐ近くに玲次の顔があってニヤリと笑っていた。
「お仕置き」
その瞬間あたしの顔が真っ赤になった。
「れーいーじぃ~~~~!!!」
「ははっ!ジュース持ってこよう」
そう言って玲次はスキップをしながら部屋から出て行った。
あたしは玲次めがけて枕を投げたけど、うまくかわされた。
そうしてポツンと一人、部屋に取り残された。
ドキドキドキドキ
「あ、あれ?」
あたしのドキドキは当分の間収まらなかった。