澪ちゃん恋をする
釣り勝負 【玲次side】
ばあちゃんちに来て2時間くらいたった頃。
「今から3人で釣りにでも行こうか」
じいちゃんがそんなことを言い出した。
「行く行く~!!」
「げ~暑いじゃん。俺パース」
俺は暑いのがあんま得意じゃねぇから、乗り気じゃなかった。
「せっかく来たんだからこの自然を満喫しようよ!ほら、行くよ」
そう言って澪は寝ている俺の腕をぐいぐいと引っ張った。
「へいへい」
そう言いながら俺は重い腰を上げた。
じいちゃんとばあちゃんは俺たちを見ながら、なにやら笑っていたが気にしないことにしよう。