澪ちゃん恋をする
「なーーーーーーーーーい!!!!!」
ドスン、というすごい音とともに加藤君が視界から消えた。
そして、目の前には玲次がいた。
今まさに、○リックさんのような瞬間移動が目の前で起こったのだ。
「よう!待たせたな!」
「は?」
いきなり現れた玲次が、一昔前のドラマのような台詞を言いながら右手を上げた。
あたしも葉月もポカンとしながら玲次を見ていた。
その時、下の方からうめき声が聞こえてきた。
視線を下げると玲次の下に加藤君が下敷きにされていたのだ。