澪ちゃん恋をする


「キャーーーーーーー!!!!!!」



澪の悲鳴を聞いて俺とじいちゃんは台所へ走った。



「澪っ!!?」



俺が台所に行くと、澪はしゃがんでいて、ばあちゃんが笑いながら手に何かを持っていた。



「どうしたんじゃ?」



俺の後ろからじいちゃんが一足遅れてきた。

するとばあちゃんは笑って言った。



「はははっ!みぃちゃんの上からこいつが落ちてきたんだよ」



そう言ってばあちゃんが手を開いた。


そこには…



「ヤモリ?」



都会で見るより、少し大きいヤモリがばあちゃんの手のひらの上にいた。

な~んだ。驚かすなよ。

俺はハァとため息をついた。



「だっていきなり頭に落ちてきたら誰だってビックリするよぉ」



澪が半泣きでそう言ったのを聞いて3人で笑った。

そして事件は起こったのだった。

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