澪ちゃん恋をする
「…ごちそうさま」
「あら?澪ちゃんもういいの?調子悪い?」
おばさんが心配そうに聞いてきた。
夕飯を半分以上残してしまった。
でもこれ以上食べられない。
「ううん、なんでもないの。ちょっと食欲がなくて…」
「大丈夫か?一応風邪薬とか飲んだほうがいいんじゃないか?」
おじさんがそう言って立ち上がろうとした。
「あ、ホント大丈夫だから!」
そう言うとおばさんがそっとあたしのおでこに手を当てた。
「ん~熱はなさそうね。じゃあ早くお風呂に入って寝たほうがいいわ」
「うん、そうする。ごちそうさまでした」
そう言ってあたしは自分の部屋に戻った。
先輩と一緒にいたあの人が気になってしょうがない。
先輩のこと信じたいけど…
あぁ!もう考えるのやめた!
お風呂入って寝よう!
そう思ってパジャマと下着を持ってお風呂に向かった。