澪ちゃん恋をする
「でも中身は弟イジメが趣味のムカツクやつだぞ?」
「そ、そーなんだ」
でもそれを聞いてほっとした。
先輩のホントの彼女とかじゃなかったんだ。
すると先輩が顔を近づけてきた。
「なに?もしかして澪ちゃん、ヤキモチ妬いてくれたの?」
先輩の目にあたしが映ってる。
それくらいあたしと先輩との距離が近い。
心臓さんがありえないくらいドキドキと鳴っている。
「もう、澪ちゃんかっわい~♪」
そう言って先輩はあたしの唇にチュッとキスをした。
「ギャーーー!!!せせせんぱい!!ここ学校っっ!!!」
先輩は笑いながらあたしの手を引いて教室まで送ってくれた。
それからあたしの顔の赤さは引かずに、5時間目の数学の先生に熱があると思われて、保健室に連れていかれたのは言うまでもない。