澪ちゃん恋をする
やっちまった 【玲次side】
やっちまった…。
俺は昨日、話に流されて澪に好きと言ってしまった。
その気まずさからか、今日朝から一言も話せなかった。
てか俺が澪から逃げてただけなんだけど…。
そんなことを考えながら自分のベッドでウジウジ悩んでいた時だった。
コンコンと部屋のドアをノックする音が聞こえた。
「玲次~?いる?」
み、澪だっ!!
俺はベッドから飛び起きた。
やべぇ!
まだ澪に会う心の準備が出来てないっ!!
「お、おう」
返事を返すとガチャリとドアが開いた。
「今平気~?」
そう言って部屋に入ってきて俺のベッドに腰掛けた。