澪ちゃん恋をする
おまじない 【玲次side】
そっと目を開けた。
するといつも見ている天井が目に入った。
あれ?俺どうして…
さっきの出来事を思い出そうとしていたら部屋のドアが静かに開いた。
ひょこっと澪が顔を出したのが見えた。
「…澪?」
「あ、起こしちゃった?」
澪が心配そうに聞いてきた。
「いや、起きてた」
そう言うと澪は部屋に入ってきた。
「調子はどう?熱、測ってみようか」
「ん~」
そう言って澪は俺のパジャマのボタンを1つ外して、体温計を脇にさした。
今の、ちょっとエロかったよな。
そんなことを考えていたら音が鳴った。
ピピピッ
「38度5分か…まだ高いね」
そう言いながら体温計の電源を消した。
俺はさっきの出来事を思い出した。