澪ちゃん恋をする


「澪のお家じゃ飼えないから」



そう言いながらストローでジュースを飲んだ。



「母さん!エサ!!スイカっ!!」



俺ははしゃいでいたから机に置いてあるジュースに気づかなかった。

俺の足が机にぶつかってジュースが倒れた。



「キャっ!」



「み、澪ちゃん大丈夫!?」



俺が倒したジュースは思いっきり澪にかかってしまった。

母さんが急いでタオルを持ってきた。



「ご、ごめん!」



俺は澪に謝った。

ジュースはコップいっぱいに入っていたから澪の服は結構濡れていた。



「あっ大丈夫大丈夫!!」



そう言いながら母さんにタオルで拭いてもらっていた。



「それじゃあ風邪引いちゃうわ。着替え持ってくるから待ってて」



「あ、俺持ってくるよ」



母さんを引き止めて俺が着替えを持ってくることにした。



「ごめんなさい」



澪が母さんに謝っていた。

いや、どう見てもこぼした俺が悪いだろ?

でもそうやって素直に謝れるこいつはホントに偉いと思った。

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