澪ちゃん恋をする
「澪ちゃん、ホント似合いすぎ!プリチィ~♪」
おじさんがカメラ越しにあたしを見ながら言った。
プ、プリチィ…
「父さん、プリチーはさすがに古いぞ」
玲次がおじさんにつっこんだ。
そのとおりだ!!
おじさん、それは古すぎる!
あたしも心の中で軽くツッコミを入れた。
「そうか?よし、記念に写真撮るぞ。そこに並べ」
おじさんがカメラの調整をしながら言う。
「恥ずかしいからやめてくれ!!」
「やったぁ~!ほら、玲次!!」
「えぇ~」
あたしは玲次の背中を押してカメラの前まで言った。
右には玲次。
左にはおばさん。
「10秒だぞ~!はいっ!」
「おじさん!早くっ!」
おじさんは玲次の右側に立った。
「よし、そろそろだな!1+1は~?」
「「「にぃ~~」」」
パシャッ