澪ちゃん恋をする
「ねぇ!全部で何クラスだっけ?」
葉月が玲次に聞いた。
「5クラスだろ?たしか3年間クラス替えないんだよな」
「えっ!?じゃあこのクラス分け超重要じゃん!!」
3年間同じクラスのメンバーってことしょ?
これは本当に重要だと思う。
「やややばいよぉ~緊張してきた。」
あたしが緊張していると、下駄箱のところに人だかりが出来ているのが目に入った。
きっとあそこにクラスの名簿が貼ってあるんだろう。
あ~葉月と一緒になれますように。
あっ!玲次は違うクラスでいいです。
そう願いながらあたしたちは、クラスが書いてある紙が貼ってある前まで来た。
「いーい?せーので見るよ!」
「うん、そうしよう」
「あ?別に普通に見ればいいじゃん」
あたしの提案に玲次が文句を言う。
「一緒に見なきゃダメっ!いくよ~せーの!」