澪ちゃん恋をする
3章 澪ちゃんの出会い

平凡な朝 【澪side】



2013年4月



ジリジリジリジリ~!!!ガチャ



「ふわぁぁ~~」



いつものように6時30分に鳴った目覚ましを止めた。

やっぱり月曜の朝はなんだか眠たい。

眠たい目を擦りながら洗面台に向かった。



「お前、寝起きの顔はさらにブスだな!」



朝からこんなこと言うやつは一人しかいない。



「玲次ぃ~朝から…ってあれ?」



玲次はすでに制服を着ていて、洗面所でワックスをつけていた。

悔しいが、制服姿の玲次は朝からバシッと決まっている。

そう思いながら玲次を見ていたらハッとした。



「まままままさか、あたし寝坊したっ!?目覚まし壊れてたっ!!?」



や、やばいっっ!!

高校入って2週間でもう遅刻!?

ありえないっ!!



「ちょっ!!なんで起こしてくれなかったの!!?」



急いで着替えなきゃと思って部屋に戻ろうとしたら首根っこを掴まれた。

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