クソガキ
谷口家
朝‥‥
「ほら、早く起きて!家についたら好きなだけ寝ていいんだから!!」
猫みたいに丸まって‥‥お決まりのように、まだベットの中で寝ている洵を‥‥私は呆れた様子で起こしていた。
昨日あの後、拓也クンからの電話は、約3時間にも及んだ‥‥笑;
途中何度も、電話口からは泣き叫ぶ声が聞こえた‥‥‥
拓也クンからの電話にでていた間、洵は何度もケータイを切ろうとしたが‥‥
いざ切ろうとすると、必ず電話の向こうで‥
“もし切ったら‥‥洵平クンのケー番、悪徳業者に売り付けて、チェンメに載せて‥公衆便所に書き込んでやる!!”
‥‥‥と、脅しの言葉が響いた‥‥;笑
最後にはそのおかげで、私も洵の腕から開放されることができた。
いったい、何があったんだ?;笑
はたから気楽に傍観しながら‥‥
キングサイズのお姫様ベットの上で優雅に紅茶なんか飲みながら‥‥‥
お姫様気分で‥‥何も知らない私は、いつの間にかスヤスヤと熟睡していたのだった‥‥。笑