クソガキ
頭を撫でられた気がした‥‥
そして、すぐに、寝転んだまま、後ろから抱きしめられた‥‥
‥‥‥‥?‥‥
私は‥閉じていた目をゆっくりあけた。
視界はすぐさま明るくなり、、
カーペットの上に散らかっている写真と、机の脚が目にとびこんできた‥‥。
さっきの笑い声はきこえない。
コイツ‥‥どうしたの?
‥‥何か言いたいんだけど‥
でも‥‥何も喋れない私‥‥。
ドクンドクン‥‥
自分の鼓動の音なのか‥‥背中に伝わる洵の鼓動なのかわからない
ただ、胸がうずうずと痛い
私、明らかに変だ。
‥‥けれど、じんわりと暖かい洵の腕は‥‥‥
すごく心地よかった。
私たち、たぶん長旅でよっぽど疲れてたんだろうね