クソガキ
私はとりあえず、クソガキの寝ているベッドの横にしゃがんで、その背中をパシパシ叩いた。
‥‥無駄にでかい体ねー;
パシパシパシパシ、バチンッ‥‥
背中の一カ所だけ、私の手の大きさ分、赤くなっていく――‥‥
それなのにビクともしない‥‥。
‥‥うーん‥‥
‥窒息死って‥‥この場合は事故だよね?
やっぱ、私の責任になることはないんじゃないかなぁ。。
‥‥‥なんて、クソガキの背中を見ながら思わずぼーっと考えこんでしまう私;
「もー!起きてよ洵っ!!」
イライラがつのり、ついに私は、ベッドにのりこんで、クソガキの耳に直接叫んだ。
「‥‥‥んー」
うなり声をあげたクソガキ
あー
よかった、死んでないみたい。
私はそう確信すると、立ち上がって、クソガキの体からバッと毛布を引きはがした。
「起きなさい!…って、ぅわあっ!!」
‥こいつッ!!
突然私の腕をつかんだかと思いきや‥‥ぐいっと引っ張りやがった!!!
私はそのままバランスを崩し‥‥
ポスッと‥‥うまい具合にベッドに仰向けになる。
‥‥あれ;
洵平君‥‥‥‥あなた‥‥;
‥‥なんで私の上に乗ってくるわけ?;