クソガキ
「あ‥‥いらっしゃい;笑」
洵の友達の子だ!
‥なんか‥‥
洵が家に友達つれてくるなんて、初めてだ。
「すんません;こいつが、どうしても勉強しに来たいって;」
男の子を迷惑そうに睨みながら、洵が申し訳なさそうに言った。
「‥‥別に、あんたの家でもあるんだから‥‥謝らなくていいのに」
‥‥今更ながら、なんか洵って、そういうとこあるのよね。
「あ、あの、俺!拓也っていいます!!9月25日生まれの17歳で、洵平クンと同じ高校行ってます!!趣味はバイクで、好きな食べ物はミートソースのスパゲッティーです!!!ってか、結衣さんってよんでいいすか!!!」
‥‥‥笑;
あー笑;
拓也クンの分かりやすい自己紹介を聞いて、私は反応に困るものの‥‥‥
とりあえず、うんうんと頷いて笑っといた;笑
「‥‥おい、俺の部屋あっちだから。」
洵は呆れ顔をしながら、拓也クンをうながす。
「ぁ‥‥洵‥‥夕食はー‥」
「ええ!!いいんですか!!!!」
「ぇ?;」
私のつぶやきに反応したのは‥‥
なぜか拓也クンで‥‥。
しかも‥‥すごく嬉しそう;笑
「あー‥‥‥えっと、よかったら、食べてく?笑;」
なんだか、言わざるを得ないような雰囲気になってしまったから、私はそう言った。
途端、拓也クンはキラキラするほどの満面の笑みをこぼし‥‥
そんな拓也クンを、洵はドン引きしたような顔で、見ていた‥‥笑;