クソガキ









今日も身だしなみばっちりなヒロクンに、私は元気に挨拶した。



間宮 宏之ことヒロクン。



お洒落で、中性的で、肌がキレイ。


よく一緒に行動する友達の一人で、学校一の情報通。

恋愛相談なんかにも的確なアドバイスをくれる、頼れる人物‥‥。





ただ‥‥




「ちょっと聞いてくれるー?今朝いつものバスが20分も遅れたのー!

 まぢありえないわ!わたし、イライラしすぎて胃が痛くなっちゃったんだからっ」




そう‥‥。


ヒロクンって、



ちょっぴり女の子*笑;

恋愛対象もちょっぴり男の子だったりする*




別に、面白いから私は好きなんだけど‥‥





「あんた、今朝からキーキーうるさいのよ!」


ヒロクンの弾丸トークに、亜衣が水を差す。




「あんたこそ!また男にフラれたからって、朝から八つ当たりしてんじゃないわよ。」


‥‥‥的確に亜衣のことを言い当てたヒロクン





「今日なんか暑いわね。」


それを完璧に流す亜衣‥‥。




2人は、‥‥仲が良いんだか悪いんだか;笑








学校で一緒に行動するのは、基本的にこの3人だ。












1限目の講義は、須崎教授だった‥‥。



‥‥学校一の変人と名高い‥




‥‥‥私、この人に一度、、鳥のフンに例えられたことあるんだよね。


まぁ、この話はいいとして。




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