クソガキ
「うそぉー!!颯太?!‥‥‥大きくなったねぇ」
‥‥すごく、雰囲気も変わったっていうか‥‥
昔の、あのちっちゃい子とは違って、大人になってしまったっていうか‥‥
面影も何一つ残ってない‥‥笑;
「‥ぷっ(笑) 何、親戚のおばちゃんみたいなこと言ってんだよ!」
颯太はふきだしながら、そう言って私の頭を叩くマネをした。
颯太のテーブルを見てみると‥‥、
彼女らしき女の子が一緒に座っていて、私のことをチラチラみていた。
わー、美人な子*
私は、軽く会釈をする。
「‥‥颯太、変わったねぇ」
「結衣ちゃんは全然変わってないけどね(笑)」
「うるさい!笑」
「嘘だって!可愛くなったよー!」
「なんかチャラい~!」
‥‥‥うわー
でもほんとに、久しぶりだ。
不思議だ~
もう何年も離れてたのに、、昔の友達っていうのは、すぐになんの苦労もなくうちとけられる。
「こんなことってあるんだね〜。びっくりした。」
「ほんとだな。俺もまさか同じ中学だったやつが同じ大学にいるとは思わなかった。‥‥あ、俺そろそろ行くわ」
颯太と一緒に座っていた女の子が食事を終えたため、颯太は立ちあがる。