クソガキ









「‥‥何してんの?結衣さん;」




「ひっ!」








‥‥‥バレた!!







私は‥‥‥恐る恐る、洵を振り返る‥‥




‥‥‥すると、


目をぱっちりと開いた洵が‥‥‥




不思議そうに私を見ていた‥‥。






‥‥‥‥そのまま‥



数分間‥‥



私たちは見つめ合ったまま、停止していた‥‥。







「‥‥い、‥‥いつから起きてた‥の?」


長い沈黙の後‥‥私は、かすれた声で‥‥小さくつぶやく。




「‥目覚ましが鳴ったあたり‥から?」


‥‥洵は、サラリとそう言った。






‥‥‥あんた‥‥


いつもは起こしても起きないクセに!;



なんで今日に限って起きるのよーーー!!;






「‥‥あ、あのー結衣さん;足‥どけてもらえます?‥‥俺、ちょっとヤバイんで‥」



「‥‥あ、足?」




私は首をかしげながら‥‥言われた足を見下ろしてみた‥‥。






‥‥‥そこには‥‥


洵の右脚に‥‥しっかり絡みついている‥私のお淫らな両脚;






「‥‥お、おお!ごめんっ!」



私は慌てて、足をひっこめた。








‥‥しかし、続けて‥‥



気まずい沈黙‥‥





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