クソガキ
「あー、悪い。無理だー。俺、べんきょーしねーと退学だもん」
「え~~~!!」
絢音はそう言って頬を膨らます。
「‥‥だって…洵がこなきゃつまんない。」
さっきまでふくれてたくせに、今度は、しゅんとした顔になる絢音。
「んー‥‥拓也とか誘ってみ?あいつなら、ぜったい暇だろ」
「‥う〜ん」
なんか煮え切らない返事で、絢音は俺の顔をじっと見つめてくる‥‥。
‥‥ってか;
なんか‥‥
周りの視線が痛い‥笑;
そりゃあ、靴箱のド真ん中でくっついてたら‥‥、ただの通行迷惑だよな;笑
「笑; 絢音、いい加減離れて?」
俺は、ぽーっとしている絢音を見おろして言った。
「‥やだーぁ!」
やだーぁ‥‥て;
‥お前、何歳だよ;笑
駄々をこねる絢音に‥‥ただ困る俺;
「‥‥とりあえず、外でましょ、絢音ちゃん?;」
「うんっ!*」
俺の言葉に、絢音はニコニコしながら、大きくうなずいた。