クソガキ
8時を越えてからは、お客さんの数は、いつも通りにもどっていた。
なんか‥‥このほうがホッとしてしまう;笑
カラン、コロン
「‥いらっしゃいませ‥‥あ!ヒロクン!!なんで?!」
「お疲れ~!今日サークルが休みだったから来ちゃった*」
ヒロクンは、明るい声でそう言って入ってきてくれた。
「亜衣も?! いらっしゃい!!‥それから‥‥」
それから‥亜衣の隣には‥‥亜衣と腕を組んでいる‥‥背の高い‥
見慣れない男の子。
「へへっ♪* この人、吉高クン*」
キラキラした笑顔を振り撒きながら、亜衣はその男の子を紹介してくれた。
‥‥ああ 笑;
吉高君って、
例の王子様‥‥;笑
「‥こんばんわ 笑」
私はとりあえず挨拶する。
「こんばんは」
高吉クンも、爽やかに挨拶してくれた。
なんか‥‥
今までの亜衣の彼氏とは、違う雰囲気の人だった。
髪は黒色で、ワックスで立たせている。
整った顔で、背が高くて、大人っぽくて、もの静かそうで…
何より、全然チャラくない!
「みなさん、こちらにどーぞ!」
気を利かせて、グラスにお水を入れてくれた麻衣チャンが、みんなを誘導してくれた。