卑屈の恋愛方程式


「………ああっ!!
目が覚めたんですか??

良かった………!!」




ふわり…と優しい従順な瞳を細めた幼顔の青少年が私の様子に気づき微笑んだ。


「………こ…こは…?」



突然引き戻された意識がついていかないのか…ゆっくり身体を布団から引き剥がそうと起き上がようとするけど…ズキッ………と頭上に痛みが走る。



「あっ………。

起き上がらない方がいいですよ……!!」




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