卑屈の恋愛方程式
ふわり…とした幼い顔立ちに潤み気味の優しい王子系の眼差しで私の身体を制した白い腕に吸い込まれるように私は倒れ込み支えられる。
「軽い脳震盪なんですから………急に起き上がったらいけませんよ………。」
コロコロ…と笑いながら優しげな笑みで私を見下ろした…。
私は目のやり場に困り視線を逸らしてふと…受け止められた視線の先を見つめて思わず――――。
「ちょっ………ちょっと――――!!!
どこ触ってるのよー!!
ケダモノ………!!!!」