卑屈の恋愛方程式


「私…一年の嵩妻
壬衣〈タカツマ ミズエ〉。丁お兄ちゃまから聞いたの…。

さっき…バスケ部員の人達と地区大会の出場をお願いしたんだけど…丙お兄ちゃまったら…断る為にわざと外したボールがあなたに命中しちゃってそのまま保健室に運ばれてたの見てたから…その後の様子聞いたらあなたと丁お兄ちゃまがつき合うって聞いたしそれで…。」



「―――真相を確かめにきたって事??」



あの……ケダモノ…何勝手に言いふらかしてるんだ……!!と怒りがこみ上げてきた。

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