卑屈の恋愛方程式
「……それで……??」
「はあっ…??」
それでっ…という返答を返されるとも思わず私は戸惑いつつも気丈に声を張り上げようとした時―――。
―――ダンッ……。
いきなり私の前でバスケットゴールにボールを投げつけた後…いきなり私を塞ぐように壁に真っ直ぐに逞しい腕に塞がれた後…顔が近づいてきて思わず動揺……。
あと‥数センチ微かに唇が触れる位置で寸止めキス‥‥。
10秒経過‥‥。
20秒経過‥‥。
30秒経過‥‥。