この恋が永遠になりますように
真琴side
復帰してすぐにあった凛征との戦争。
あたしは少し不安だった。
杏はあれから感情を見せない。
でも、杏も少しは不安なんじゃないかって。
でも、決着がついた時はあましもホッとした。
でも、相手の総長が解散宣言を免れようとした時に出した杏のあの姿。
まさかまた見ることになるなんて思わなかった。
上の方で束ねられてる綺麗な金色の髪、この世の全てを飲み込み闇に溶け込むような藍色の瞳。
それらの全てに殺気を身にまとい、冷たい目を相手に向ける杏。
そしてとてつもなく低いトーンで紡ぎだされる言葉は倉庫の中にあった緊張感を背筋が凍るような物へと変換させた。