この恋が永遠になりますように
「言い訳になっちまうかもしれねーけど、俺はあの時傘下を取るよりもお前らの上に立つものとして、胸をはれる姿になりたいことが優先だった。」
俺はそこまでを一息で告げる。
それには昂輝が一度頷いた。
「でも、それは違った。単なる自己満を目指してたんだ。それに俺はまだまだ弱い。」
そう言うと、下っ端の誰かが叫んだ。
「そんなことないっす!憐さんは堂々としてるし、俺らの自慢の総長っす!」
そして、その場にいた奴らが頷いた。
「ありがとう。でも、俺が今回傘下に関して感じたのは他でもない戮が相手だからだ。」
それに関しては煌龍の奴等よりも名前を呼ばれた戮の方が驚いていた。