この恋が永遠になりますように
戮は相変わらず驚いていたけど、ふと俺を見ると頷いた。
そしていきなり走り出しやがった。
向かうのは…俺!?
そう思った頃には遅く戮は俺に抱きついていた。
「憐兄さん、ありがとう!」
そう言うと今度は昂輝達の方を向いて頭を下げた。
「突然のことなのにありがとうございます!俺らはみなさんの力になれるか分からないけど精一杯頑張ります!」
そう言い切った。
するとどこからか沸き上がってきた拍手。
その音は瞬く間に倉庫中へと響きわたったのだった。