この恋が永遠になりますように


「ちょ、お前なんで止めねーんだよ!」


そう言って香弥は朱羽の胸元へ飛びついていく。


「止めるも何も昂輝の決めたこと。たかが幹部の俺らには何にも言えないよ。そこに眠る総長の憐以外はね…」


そう言い切ってこっちに丸投げを試みる朱羽。


もう、まじで勘弁して欲しい。


「香弥、そない決まったもんは変更なんて聞かへんで。大人しく諦めとき。」


そう言って流暢な関西弁で宥める謙吾。


「ん?お前関西弁喋れんの?」


「何ゆっとんねん。これでも大阪育ちやっちゅーねん。」


は?


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