この恋が永遠になりますように


「今日はみんなに報告がある。俺、煌龍の現総長である真龍 鴻坂 憐の名に置いて、ここにいる篠山 杏を紅姫 ベニヒメ とする事をここに宣言する。」


そう言い切る憐の姿はいつになく凛々しかった。


あたし、こんな人を好きなんだ…。


そう実感させられた。


「紅姫より、一言。」


昂輝君があたしに向かってそう言った。


あたしは、話す前に憐に確認を取る。


もちろん、あたしが凛蝶の総長であることについてだ。


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