この恋が永遠になりますように
「おや、姫様のお目覚めですか。」
聞こえてきた声に少し戸惑ったがすぐに理解することができた。
「神鬼か。」
あたしの全てを一瞬で奪い去った奴ら。
出てきた事は知っていたが、ここまで早く行動に出るとは思ってもいなかった。
「ご名答ー。さすがは舞蝶さんだね。お久しぶり。」
「ふざけるな!なんの真似だ!」
あたしはそいつに向かって叫んだ。
「おやおや、ふざけてなんかいませんよ?」
「なら何故こんなこと!」
するとそいつは一旦口角を上げてから話し出した。