自称天才ぶいえす馬鹿。 馬鹿治してやるよ。
入学
四月七日午前八時半…野良大然、爆睡中である。


五分後…
「はっ」
野良大然(のら だいねん)十五歳、起床。


「えぇーっと、入学式は八時五十分からだから…」
「間に合わね〜っ!」
大然、初日の入学式、

遅刻

言うまでもない、野良大然はマイペースである。
プラス馬鹿である。

入学式が終わり教室に戻る。
「あれっ、僕何組だっけ?」


遅刻したのだ、組分けなど見ているひまなど到底無かったのだ。

あわてて生徒昇降口まで戻りクラスと出席番号のみを確認して教室に戻る。
野良大然 第一学年A組二十八番であった。

教室に戻り、自分の席に着くと、担任の先生、頑部壁(がんべ へき)先生が前の扉から入って来た。


「皆、席に着いてくれ」
頑部先生の低い声が教室に響く。
皆が席に着いたところで、
「おはよう、俺が今日からお前らの担任の頑部壁だ。趣味は筋肉トレーニングだこれから一年間よろしくな」


趣味の筋肉トレーニング、まあ見た感じすごくゴツい、見事にゴツい、恐いぐらいである。こんな人に殴られたらひとたまりもないであろう。

初日はこれで終わりである。あとは、帰ってごろごろするだけだ。


「ただいまー」
「あっそういや一人暮らしだった」
高校が自宅から少し離れていたので一人暮らしをする事にしたのだ。だからいつも通りの言葉が出てきてしまったのだ。


「今日はもう寝よ」
大然、就寝。
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