ファーストレディー
始まり
-高校生活-

今日から高校生かぁ。ここの制服ちょーかわいいんだもん。

なんて浮かれてる私。中学卒業してからあの名門校『聖蘭学園』に通うことになった。

私の地元は横浜、学校は東京ということで一人暮らしをすることになった。

一人暮らしはいいんだけどやっぱり不安だったから聖蘭学園に通うことになっていた

姫華とルームシェア。憧れの学園、姫華との通学毎日楽しい生活を送る予定だった。

-入学式-

「皆さんの学校生活がすばらしいものになることを祈ります。それでは新入生の皆さんに

お会いできることを楽しみにしています。私はこれから長期の海外出張なのでくれぐれも

問題を起こさないように。期待しますよ」

校長先生の話も終わり教室に戻ろうとする。するとアナウンスが

「櫻井瞳さん至急生徒会室までおこしください」

「えっ私?なんだろう。ごめん姫華ちょっといってくるね。」

「あっうん。先教室いくね。」

私は一人生徒会室に向かった。入学早々なんかやらかしたのかな?

もう緊張してどうしよう...

そんなことを思っていると着いてしまった。

札には『生徒会室』と記されている。

はいろうかな?どうしようかな?とか迷ってると急にドアが開いた。

出てきた男性と目が合う。すごい美男子。切れ長がな眼、高い鼻まるで外国人のようだ。

「あっいらっしゃい。瞳ちゃんだよね?」

「はい。そうです。」

「待ってたんだよ早く入って?」

「はい。お邪魔します」

中に入るとさすがあの名門校。部屋には大きなシャンデリア、大理石のテーブル。

こんな大きなシャンデリアはじめてみた。驚きを隠せないで居ると

「瞳ちゃんそんなに珍しい?」

「あっはい。こんなに大きなシャンデリアはじめてみたので...。」

「てか瞳ちゃん俺に敬語は使わなくていいよ。あっ自己紹介まだだったね俺の名前は小林将。

 よろしくね。」

「将君。よろしくね。」

「おいおい将...生徒会室でナンパか?」

「龍やっときたか。ちげーよナンパなんてするわけないだろ?」

「将君だれ?」

「あーこいつは...」

「俺の名前は久瀬龍。んまあここの学校の生徒会長ってことだ。

 お前に大事な用があって呼んだんだ。驚かないで聞いてくれよ」

「あっはい。」

「なんていうかその、だからあれだ今日からお前は俺の許嫁だ。そーゆーことでよろしく。」

「いっ...いやあのい..っきなりなんですか?私が?あの困ります」

「俺だって事情は知らないよ。昨日親父から連絡あって『櫻井瞳』って子が入学するから

 面倒みてやれ。お前の許嫁だからな。っていわれて一方的に電話切られたんだよ。」

「って理解できないんですけど?私は好きな人と普通に恋愛して結婚するのが夢なんですけど

 だから許嫁って言われても無理です。」

「そういわれてもなぁー。親父の命令は絶対だからな。ということで明日から

 俺がサポートするから。」

「とっとりあえず今日はかえります」

私は逃げるように家に帰った。

「ねえ姫華?生徒会長しってる?」

「あの久瀬龍先輩?」

「うん。」

「かっこいいって有名だよ。全校生徒に人気みたいだし。なに?瞳狙ってるの?」

「ん?そんなんじゃないよ。ただね今日生徒会室に呼び出されたときにいきなり

 今日から許嫁だって久瀬さんに言われてびっくりしちゃって慌てて帰ってきたんだ」

「瞳今の話まじ?」

「うん。」

「え?いいなぁーー///瞳ずるいずるい。」

「ずるいって言われても私久瀬さん好きじゃないし理想は好きな人との恋愛結婚だもん。」

「そっか瞳には理想があるもんね。でも仲良くなったらきっと好きになっちゃうと思うな」

「それはないよ。でも仲良くしてみようかな。」

もう余計なことは考えない。とりあえず寝よう。

うん。それがいい。









































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