【短編】そんな、ある冬の帰り道。





「むしろ、先輩のことしか考えてないっすよ、俺」



「…変態なの?」



「かも」



「サイテー」




いつの間にか握られてる手に、あたしはもう何も言えなくて。




「あ、分かった」



「何が?」



「俺、先輩中だ」



「は?何それ」




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